女性の体臭対策。体臭をいい匂いにする方法で魅力度アップ!
自分の体臭が気になる女性の約8割が、年齢による自分のニオイ変化を感じています。実は、女性の体のニオイは30代から変わっていくという事実をご存知でしょうか。ふとした時に、胸元から香ばしい体臭がしたりしていませんか?
人と接する上で相手に最もマイナスな印象を与えるのは、見た目ではなく「ニオイ」です。嗅覚はダイレクトに海馬に伝達されるので、ニオイが本能や記憶に大きな影響を与えます。そのため、相手に一度自分のニオイを不快と感じさせてしまうと、その印象はなかなか拭い去ることができないのです。
この記事では、年齢を重ねることにより体臭が変化する原因と、体臭をいい匂いにする方法をご紹介いたします。体臭をいい匂いにして、仕事でもプライベートでも周りに好印象を与えましょう。
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●この記事を書いた人●
グリーンハウス株式会社
代表取締役 横尾一浩15年以上に亘り、医師や専門家の方々と意見を交わしながら「臭い」を研究し、数多くの臭い対策サプリをつくってきました。その経験の中で得た「体臭」や「加齢臭」に関する幅広い知識を、読者の皆さんのために余すことなくお伝えいたします。
甘いフルーツの香りがする体臭成分「ラクトン」
女性には「若い頃特有の甘いニオイ」が備わっていることをご存知ですか?一般に「SWEET臭」といわれており、その正体は「ラクトンC10/ラクトンC11」という香り成分です。
ラクトンC10/ラクトンC11を含む香料は、ピーチのようなフルーツの香りとココナッツのような甘い香りを放ちます。その香りは、女性らしさ・若々しさ・魅力度を上げるという研究結果が報告されています(※1)。 また、ラクトン含有香料の香りは、加齢臭・汗臭・頭皮臭などを隠すマスキング効果も確認できています。
しかし、ラクトンC10/ラクトンC11は30代以降で濃度が大きく減少することが明らかに(※2) 。 ラクトンの減少が女性らしい香りの激減やマスキング効果の低下につながり、体臭変化の原因となるのです。
そこで、女性のニオイバランスを整えていくことが体臭対策に有効となります。
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腸の衰えによる体臭
人間の臓器の中で、最も老化が早いとされているのが腸です。年齢を重ねるとともに善玉菌の代表格であるビフィズス菌が減少し、腸内は悪玉菌の温床になってしまいがちです。
腸内の悪玉菌が増えると腐敗物質(ガス)が発生。これが腸壁を通って血管に染み出し、皮膚から体臭が発生してしまうのです。体の中で発生したニオイが原因なので、お風呂に入って清潔にしても体臭を抑えることはできません。
このように、年齢を重ねるとともに腸内環境が悪化しやすくなるため、日常的に腸内細菌のバランスを整える対策が必要になります。
体臭と香水
自分の体が臭うときに、香水をつけてカバーしようとする方も多いでしょう。
結論からいうと、香水に消臭効果はないので体臭を抑えることはできません。それどころか不快な体臭と香水の香りが混ざり合って、強烈な体臭を放ってしまう可能性もあります。
もともと日本人はヘルシーな日本食・入浴を欠かさないなど、普段から清潔にすることが習慣化されていた歴史があるため、香水を使って体臭を隠すという文化が欧米ほど根付いていません。
香水の使い方によっては、周りにマイナスな印象を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
体臭をいい匂いにするためのニオイ対策
これまで述べたように、年齢を重ねていくうちに体臭が変化していきますが、どの年代であっても基本的な体臭対策は変わりません。体臭をいい匂いにする方法としては、まずは日常生活の中で体臭が発生しにくい体をつくり、必要によって香りをプラスすることが重要です。
①抗酸化作用のある食べ物を摂る
ラクトンを含む食品としてあんずや桃などがありますが、食べ物でラクトンを増やすのは難しいと言えます。体臭をいい匂いにするには、まずは悪い臭いの発生を抑えることが大切です。
年齢とともに体の抗酸化力が低下し、体臭や加齢臭の元となる活性酸素が発生しやすくなります。 活性酸素による細胞や皮脂の酸化を抑えるためには、抗酸化力のあるビタミンA・ビタミンC・ビタミンE、ポリフェノールなどを摂取するのが効果的です。
②腸内環境を整える
腸に由来する体臭のほとんどは、腸に溜まっている便が原因です。口から摂り入れた食べ物は胃、小腸、大腸を経て便になって体内に排出されます。しかし、腸内に悪玉菌が多いと、腸の中で腐敗臭のするガスが大量に発生してしまいます。そこで腸内にニオイの元が増えないよう腸内細菌のバランスを整えていきましょう。
まずは食事です。食物繊維が多い食品や、腸内環境を整えるのに効果的な食品を多く摂るようにします。具体的には、バナナやりんご、海藻類やごぼう、ヨーグルトなどがオススメです。
悪玉菌は肉類・魚介類・卵など動物性タンパク質を好みます。これらの過剰摂取は腸内の悪玉菌を増やすことになるので注意しましょう。
注目したいのが、キノコ由来の食品素材であるシャンピニオンエキスです。
腸内で発生する腐敗臭のするガスにシャンピニオンエキスの成分であるアミノ酸やポリフェノール、フラボノイドが複合的に働きかけ、抗酸化作用により体臭や加齢臭の原因となる活性酸素を抑えます。
また腸内環境において悪玉菌の増殖を抑え、代表的な善玉菌「ビフィズス菌」を増やすことが報告されています。(※3)
シャンピニオンエキスは、飲料・お菓子・健康食品など様々な商品にも配合されていますので、ぜひ普段から食生活に取り入れましょう。
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③胃腸の働きを助ける
胃腸の働きが弱ると消化不良を起こし、体内に食物のカスが長い間残って、腐敗臭のするガスが大量に発生してしまいます。食べ物をよく噛むことによって食物を消化しやすくなるので、最低でも20回以上噛むようにしましょう。
④ラクトン配合商品を使う
年齢とともに減少する甘いフルーツの香り成分「ラクトン」を配合した商品は、ボディソープ・シャンプー・制汗剤などのラインナップで現在発売されています。ラクトンが配合されたアイテムを取り入れて、女性のニオイバランスを整えましょう。
⑤自分に合った香水をつける
香水は、必ず体を清潔にしてからつけるようにしましょう。皮膚が汚れていると汗や皮脂が香水と混ざり合い、癖の強いニオイになります。
香水はうなじや手首に少量つけると、控えめないい匂いを周りに漂わせることができます。
香りが比較的強くないオーデコロン・オードワレ・オードパルファムなどから試してみるといいでしょう。
⑤飲む香水をためしてみる
普通の香水でニオイが強くなりすぎる場合は、「飲む香水」ともいわれるフレグランスサプリがおすすめです。香水とは違う優しい香りを纏うことができます。発生したニオイをマスキングするだけでなく、美容成分が配合されているサプリもあります。成分を確認して、自分の目的に合ったものを選びましょう。
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体臭Q&A
これまで解説してきた内容をQ&Aでまとめました。「体臭」について多くの方が疑問に思っている内容ですので、復習としてぜひ一読してみてくださいね。
- 1.体臭を香水で抑えることはできますか?
- 香水には体臭を抑える効果はありません。体臭と香水が混ざり、強烈なニオイが発生して逆効果になることも。まずは、不快な体臭を抑えた上で香りづけをするようにしましょう。香水を使用する場合は、香りが比較的強くないオーデコロン・オードワレ・オードパルファムなどから選ぶといいですね。
また、「飲む香水」といわれるフレグランスサプリは、さりげない香りを纏うことができます。香水では匂いが強くなると感じる方は、一度お試しください。 - 2.年齢を重ねても体臭をいい匂いにする方法を教えてください。
- 歳を重ねると体のあらゆる働きが弱まってきます。体臭もその一つです。対策は生活習慣病の予防とほぼ同じ。バランスの良い食生活を心がける・運動習慣をつける・ストレスをためないようにすることが基本です。
また、加齢により腸が衰えることで腸内環境が悪化し、体臭が強くなることも。キノコ由来のシャンピニオンエキスは、腸内で発生したニオイを抑え、腸内環境を整えるという機能性が報告されています。シャンピニオンエキスは、さまざまな食品やサプリメントに配合されていますので、毎日の食生活に取り入れていきましょう。
※1 2017年9月 ロート調べ
※2 「2017年 日本味と匂学会第51回大会」にてロート製薬が発表。
※3 出典:寺田厚 シャンピニオンエキス摂取による腸内フローラおよび腐敗産物の影響,第21回日本食品微生物学会講演要旨, 2000 90, 2000
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