\初心者もこんなに楽しめる!/
キャンプ女子入門 福岡・五ケ山クロス
旅行とはひと味違う、
非日常体験ができるキャンプ。
屋外で密集を避けられるとあって
アウトドア好きの男性やファミリーだけでなく、
“キャンプ女子”と呼ばれる
女性キャンパーも増えています。
今回はグリーンハウスの横尾と佐々木が
“キャンプ女子”に入門。
インスタ映えするおしゃれキャンプに挑戦しました。
「キャンプの醍醐味は、ゆっくりと自然の中で過ごすことだと思います。おしゃれなキャンプ飯を作るのはもちろん、こだわりのアイテムを綺麗に並べて、自分だけの家を作りましょう。椅子に身を委ね、お気に入りのお菓子とコーヒーとともに、時間の流れを楽しんでみてください。自然と一つになる、不思議な体験ができますよ!」
キャンプの楽しみ方を教えていただいた
キャンプ女子株式会社代表の橋本華恋さん(中央)→
取材協力/モンベル五ケ山ベースキャンプ、キャンプ女子株式会社
キャンプ場周辺を散策しよう
自然いっぱいの別世界へトリップ
大人になってキャンプをするのは初めての2人。
訪れたのは福岡都心から近い「五ケ山クロス」。
慌ただしい日常を忘れさせてくれるひとときを楽しみました。
▲ まずは拠点となっている「五ケ山クロスベース」の展望デッキへ。
五ケ山ダム
取材時は水量が減っていましたが、五ケ山ダムは圧巻のスケール!
散策路
森とダムが調和した散策路を歩きました
リバーパーク
川遊びができる「リバーパーク」も人気スポット。ぜひ立ち寄ってみて!
キャンプ場を満喫しよう
今どきは手軽に
おしゃれキャンプ
▲ 「五ケ山クロス」のキャンプ場、「モンベル五ケ山ベースキャンプ」にチェックイン。シャワーなどの設備やゴミ捨てのルールなどを確認したらテントサイトへ。
テントの設置に挑戦!
1.テントの場所を決める
眺めがよく、車が横付けできる電源付の区画を選びました。どの場所にテントを張り、リビングをつくるかを考えて、グランドシートの配置を決めます。
※グランドシート…テントの底面を保護する防水性のシート。
2.グランドシートを敷く
ペグの打ち方を教えてもらい、グランドシートを固定
3.テントを広げる
グランドシートの上にテントを広げてペグに固定し、ポールを組み立てたらテントのフックにつなげます。
4.完成!
テントを立ち上げ、ルーフをかけたら…アッという間に完成!
憧れのキャンプ女子スタイル♪
リビングスペースを整えたら、憧れのキャンプ女子スタイルに!
キャンプ場で自立式のハンモックをレンタル(1,650円)。リラックス感がアップします。
\ポイント/
組み立て簡単なテント
今回レンタルしたテントは、アウトドアブランド「テンマクデザイン」のペポライト。レトロなロッジタイプで、女性から人気を集めています。コンパクトですが、大人2人と小さなお子さんは使える広さ。軽量で持ち運びしやすく、一人でも組み立て可能です。
\ポイント/
キャンプ場は設備が充実!
昔と違って、今のキャンプ場は衛生的でとても快適です。
電源がある!
電源付きのサイトなら家電も使用OK。
炊事棟も清潔
テントサイトの中央にある炊事棟はお湯も使えます。
暗証番号で安心
シャワー室は男女別で、暗証番号入力で入れる仕組み。安心して利用できます。
シャワー室も広々
清潔で広々としたシャワールーム。
楽しみはやっぱりキャンプ飯
アウトドア料理に挑戦しよう
女子2人なので、手軽にできるおしゃれなキャンプ飯を教えてもらいました。
パエリアに挑戦!
メスティンを使ったパエリアに初挑戦。ラージサイズなら、お米2合に具材をたっぷり入れられます。
パエリアを炊く間に揚げパスタ
メスティンは固形燃料に火をつけてそのまま放置。その間にスキレットにオリーブオイルを入れ、パスタを揚げました。
オイルを再利用したアヒージョ!
揚げパスタができたら、そのオリーブオイルを使ってアヒージョに。
ホットサンドメーカーも優秀!
りんごのホットサンドにも挑戦しました!
\ポイント/
こんな道具を使ってクッキング開始!
風に強いカセットコンロ、スキレット(鋳鉄製フライパン)、メスティン(飯ごう)、シェラカップ(食器、コップ、調理器具など使い方多彩)およびメスティン用のポケットストーブ(簡易コンロ)と固形燃料。
キャンプ女子入門してみて
アウトドアは道具を揃えたり、準備が大変だと思っていましたが、今はレンタルが充実していてテントも軽く、女性だけでも組み立てやすくてびっくり。大人になってもキャンプは楽しいということを実感しました。皆さんもキャンプデビューしてみませんか?
おうちキャンプでもやってみたい!
映えるキャンプ飯
揚げパスタ
\スナック感覚のおやつ。おつまみにも!/
材料(2人前)
パスタ 約40g
オリーブオイル 適量
調味料(マキシマム、カレー粉など) 少々
作り方
(1)スキレット(浅型の鍋でも可)にオリーブオイルを1cm程度の高さまで注ぎ、中火にかける
(2)パスタを半分の長さに折る。
(3)パスタ1本をオイルにつけ、フツフツと泡が出てくれば適温。パスタを少量ずつキツネ色になるまで揚げていく。
(4)揚げたら熱いうちに好みの調味料(マキシマム/カレー粉など)を振りかける。
(5)グラスに盛り付けたら出来上がり。
カマンベールアヒージョ
\揚げパスタのオリーブオイルを使って/
材料(2人前)
ソーセージ 2本
シーフードミックス 適量
マッシュルーム 8個程度
プチトマト 8個程度
ブロッコリー 1/3個
パプリカ(赤・黄) 各1/4個
カマンベールチーズ 1個
オリーブオイル 適量
調味料マキシマム 適量
チューブにんにく 適量
作り方
(1)ソーセージ、ブロッコリー、パプリカをひと口サイズにカットする。
(2)パスタを揚げたスキレットんオリーブオイルをそのまま使い、チューブにんにくと調味料マキシマムを適量加える。
(3)スキレットの中央をあけて、ソーセージ、シーフードミックス、マッシュルーム、プチトマト、ブロッコリー、パプリカを入れる。
(4)スキレットを中火にかけたら、中央にカマンベールチーズを置き、チーズの真ん中にナイフで×印に切れ目を入れる。
(5)チーズがほどよく溶け出したら出来上がり。
トーストやバケットを用意して、オイルに漬けていただくのもオススメ。
リンゴカスタード・ホットサンド
\ホットサンドメーカーで作ろう!/
材料(2人前)
食パン 2枚
バター 10g
リンゴ 1/2個
カスタードクリーム 適量
シナモン 適量
作り方
(1)食パン2枚の片面にバターを塗る
(2)リンゴの皮をむき、食べやすいサイズに薄くスライスする。
(3)ホットサンドメーカーに、バターを塗った面を下にして食パン1枚を置く。
(4)(3)の食パンにカスタードクリームを塗り、リンゴを並べてシナモンを振る。
(5)もう1枚の食パンのバターを塗っていない面にカスタードクリームを塗り、その面を下にしてリンゴの上に被せる。
(6)ホットサンドメーカーで食パンをしっかり挟んだら、片面ずつ約2分焼く。
(7)両面がこんがりキツネ色に焼けたら出来上がり。
ラージメスティンのパエリア風
\固形燃料で簡単にできる!/
材料(2人前)
無洗米(水に30分浸したもの) 2合
シーフードミックス 適量
あさり(砂抜き済) 10個程度
パプリカ(赤・黄) 各1/4個
コンソメ 小さじ2
ターメリック ※A 小さじ1
調味料マキシマム ※A 少々
オリーブオイル ※A 小さじ2
水(炊飯用) 380cc
パセリ 少々
作り方
(1)無洗米をメスティン(ラージサイズ)に入れ、水380ccを加える
(2)コンソメとAを加え、よくかき混ぜる(市販のパエリアの素でもOK)
(3)シーフードミックス、一口サイズに切ったパプリカ、あさりを盛り付ける
(4)ポケットストーブに固形燃料2個を置いて火を付け、蓋をしたメスティンを設置する
(5)固形燃料が燃え尽きたら、メスティンをタオルにくるみ、20分ほど蒸らす
(6)蓋を開け、パセリを飾り付けたら、見栄えするパエリアの完成!
五ケ山クロスGUIDE
福岡都心から近い“アーバンアウトドアの聖地”として整備された「五ケ山クロス」。
福岡県那珂川市の南畑ダム・五ケ山ダムを中心にした自然豊かなロケーションが魅力のエリアです。
今回訪れたキャンプ場はこちら
モンベル五ケ山ベースキャンプ
新発想の常設テントサイトや、電源付きオートサイト、愛犬といっしょに宿泊できるドギーサイトなど多彩なニーズに応える総合キャンプ場。キャンプ用品のレンタルにも対応しています。敷地内には高さ8mのクライミングウォールがあり、クライミング体験(有料)も可能です。
[料金の一例※3~11月]
ウォールテンテッドキャンプ® 4名の場合24,200円(宿泊税1名1泊につき200円要)、電源付きBサイト5,500円(7名まで)ほか ※環境衛生費として1名につき110円別途必要
所在地/福岡県那珂川市大字五ヶ山461-1
定休日/火曜日(月・火・水曜日のいずれかが祝日の週と4/27~5/6、7/1~8/31は除く)
お問い合わせ・ご予約 TEL:092-408-1711
今どきキャンプは楽しみ方いろいろ!
車中泊
アウトドア好きの方にはキャンピングカーも人気。車中泊専用のRVパークを備えた道の駅も増えていて便利です。キャンピングカーはレンタルもありますよ♪
ソロキャンプ
お一人様キャンプのこと。焚火をしながら、自分ひとりの時間を過ごす。これも大人の楽しみ方ですね。
グランピング
常設テントにベッドやリビング、食事まで備わった、ちょっと贅沢なキャンプスタイル。ホテルのような感覚でアウトドア気分を満喫できます。
デイキャンプ
日帰りでBBQするだけでも十分楽しめます。デイキャンプOKのキャンプ場も数多くありますよ♪
\知っておきたい!/
キャンプの心得Q&A
どんなアイテムを用意したらいいの?
「衣食住」に関わるものを揃えます。キャンプ場によっては、テント、タープ、テーブル、チェア、グリルなどの用具をレンタルできる場合も。初心者はレンタルで使い勝手を試すのもオススメ。
どんな服装で行けばいいですか?
動きやすい服と靴で。虫刺されや植物かぶれ、日焼けや寒さ対策として、季節を問わず長袖上着、長ズボンを用意するのが基本です。帽子や雨具も忘れずに。
初キャンプはどんなキャンプ場を選べばいいですか?
レンタル用具や売店を備えたキャンプ場、車を横付けできるオートキャンプサイトなら快適。現地スタッフのサポートが得られやすいので、不安も解消できます。春~秋の天候が良い時期にトライしてみましょう。
キャンプ場で注意しておきたいことは?
ゴミの分別、水場の使い方、焚火や花火の可否など、キャンプ場ごとにルールがあるので、予約時やチェックインの際に説明を聞いておきましょう。また、宴会や夜遅くまで騒ぐのはNG。自然とふれあい、みんなが気持ちよく過ごせることがアウトドアを楽しむ大前提です。
編集後記
今回の特集はいかがでしたか?今のキャンプは道具が軽量化していて、売店やレンタルで現地調達できるものも多く、とても自由で気軽なものになった印象です。自然の中で草花や空を眺めてのんびり過ごす時間は、癒しや生活のバランスを整えるうえでも大人にこそ重要かもしれません。キャンプはハードルが高いという方は、椅子を持って出かけ、景色の良い場所でティータイムを楽しむことから始めてみては?